スポーツを行なったり、汗を大量にかいたりすると、周囲にウィッグであるとバレてしまうのではないかという懸念を持っている人は多いですが、医療用ウィッグであればそれらの問題を感じることなくスポーツを楽しむことができます。
医療用ウィッグは、頭にしっかりとフィットすることが大きな特徴なので、普通に装着しているだけでも脱げづらく、ズレなどのトラブルも起こりにくくなっています。
ピンやネットなどでしっかりと固定しておけば、ジョギングやマラソンなど、ある程度の激しさを伴う運動でも違和感を感じることなく安心して取り組むことができ、急に振り向いたり頭を振ったりしても髪が自然になびいてくれるので、まるで自毛のような感覚でスポーツを楽しむことができます。
また、ウィッグ用接着剤を使用して頭部との一体感を向上させる方法や、水気対策に汗取りシートを使用したりすれば、医療用ウィッグの固定感を大きく向上させることができます。
医療用ウィッグに限らず、ウィッグを着用する際には、就寝時に外すことが推奨されています。
基本的に頭皮を守るためには何も着けないほうが、通気性の観点からも、アレルギーやかぶれを防ぐ観点からも望ましいといえるでしょう。
しかし、何らかの事情によって医療用ウィッグを着用したまま就寝する必要があるというケースも想定されます。
その場合にはいくつかの注意点を守っておきたいものです。
就寝時の着用は、特に毛絡みについての注意を慎重にするということが望ましいです。
寝返りを何度も打つことによって、絡み合ってしまうということがありますので、起床時にはしっかりとクシなどでとかして、クセを元通りに直しておくということが必要です。
クセがつきにくいように、あらかじめまとめて縛っておくという方法も効果的です。
また、枕は通常のものよりも少し低めのものとすることで、首に掛かる負担を減らすことができます。
なるべく薄く、幅が広い物を使用することで眠りの質が良くなるケースが見られます。