医療用ウィッグ大辞典

オーダーメイドするなら

オーダーメイドするなら 何かしらの理由で医療用ウィッグをオーダーメイドすることになったら、いくつか抑えておきたいポイントがあります。中でも自由にスタイリングができるような素材で作っておくのが無難です。理由はいつも同じヘアスタイルの医療用ウィッグでは周りにバレてしまいます。何よりも当人が飽きてしまうことが多いのです。
そこで人毛のようにホットカーラーやアイロンを使える素材のものが良いです。それ以外にも整髪料が使用できるならスタイリングの幅が広がります。加えてメンテナンスが簡単だというのも重要です。市販されているシャンプーで洗い、リンスを塗ってドライヤーで乾かしてあとは整えれば良いといった医療用ウィッグなら、手間がかからず楽で良いです。
そしてオーダーメイドする時に一番気にしなくてはいけないのが料金です。安いに越したことはありませんが、価格を落としたせいで、不自然な髪質のウィッグになってしまっては意味がないです。そのため出来栄えと料金が見合っているのかを確認しましょう。

購入費は保険でカバーできる?

購入費は保険でカバーできる? 医療用ウィッグとは、ガン治療を受ける際に抗がん剤などを使用して髪の毛が抜けてしまった時などに使用するウィッグのことをいいます。女性の場合には特に髪の毛が抜けてしまうと、そのことで精神的に辛い思いをすることが少なくありません。自分の顔を鏡で見るのが嫌になってしまったり、人に会うのが嫌で家の中に引きこもってしまうということもあります。医療用ウィッグには、そういった精神面の負担を和らげる働きがあります。
医療用ウィッグの購入費用は、公的な制度は適用されません。しかし、医療保険の中には、医療用として使用するウィッグの購入をカバーしてくれるものもあります。最近では患者の生活の質を維持したり、向上させることに目を向けている商品も増えてきました。病気になったからと言って、外出するのを諦めたりする必要はないのです。医療用ウィッグを使用することで気軽に外出できるようになり、どんどん前向きになってきたという人もいます。