医療用ウィッグ大辞典

医療用ウィッグを外した後の正しい保管方法

医療用ウィッグの正しい保管方法 抗がん剤治療などで、髪の毛が抜け落ちてしまった時、女性に取ってはこれ以上ないほど悲しい問題ですが、最近では医療用ウィッグもとても種類が増え、髪色やスタイルなど、いろいろなタイプが揃っているので、今までと同じようなスタイルを楽しむのも良し、この機会にイメチェンを図るのも良しで、とても人気が高まっているようです。
品質もかなり良く、近くで見ても本物の毛髪と何ら変わらないので、恥ずかしくありません。医療用ウィッグは通常のウィッグよりも繊細で高価なので、正しい保管方法で購入時の美しい状態を保てるようにしましょう。そのためにも是非、ウィッグスタンドを同時に購入しておくことをおすすめします。装着した後は、毛に付いたほこりやちりをブラシで優しくはらい、専用のスタンドに載せ、風通しの良い場所に保管しましょう。
汚れがたまる前に、定期的にシャンプーで洗浄し、トリートメントで保護すると、髪の毛同様、美しく保てます。この時に使用するものは、特別ウィッグ専用でなくてもかまいません。

アイロンが通せる医療用ウィッグの便利さ

アイロンが通せる医療用ウィッグの便利さ 使い慣れた医療用ウィッグでもカールが少し落ちてくる場合があり、アイロンが通せるタイプならヘアスタイルを保つことができるため大変便利です。できれば80度くらいの低温設定ができるものが1番いいのですが、高温設定しかない場合は1番低い温度設定にして髪を巻き付ける時間を半分くらいにするのがコツです。
ウィッグ台があるとバックスタイルもきれいに整えることができるため便利ですが、ない場合は自身で医療用ウィッグを着用して行います。他に髪を留めるクリップとブラシが必要です。
シャンプー前と同じでブラッシングをして髪の流れをきれいに整えておき、カールしない部分はカットするときのように分けてクリップで留めておくとあとの作業がしやすくなります。スタイリングミストをかけておくことで仕上がりのきれいさとカールの持ちが断然違ってきます。
コツをつかむまでは医療用ウィッグにアイロンをかけるのに時間を要するかもしれませんが、自宅でセットできるのは楽しい作業です。